これは
続きです。
ξ
朝、ぼんやり寝床でNHKラジオ(らじる★らじる)を聴いていたら、突然、ウクライナの国歌が流れだした。
次いで(内容は覚えてないが)その「崇高」な歌詞の解説が流れた。
さらに、私の父はウクライナでロシアと戦っています、というインタビュー発言が流れた。
ワタシはいったいどこにいるのか。
ここはウクライナなのか、日本なのか。
NHKはどうしたのか。
「ウクライナ」の代わりに「日本」と入れたら、80年前の日本のおぞましいプロパガンダではないか。
日本政府は西側、ウクライナ支援で徹底している。
だから「国営放送」NHKは、自信をもってウクライナの国歌を流しているのか。
一部国民がなんと言おうと、オカミから刺されなければ何も問題ない、と。
この猛烈な自信と傲慢は、国の庇護(管理)のもとにある、国の権力を笠に着た「国営放送」特有の奴隷根性から来ている。
(なぜロシアの国歌は流れないのですか?)
これは拙いかもしれないと言う、躊躇いは無いのだろうか。
これは判断力の荒廃かもしれないと、立ち止まることは無いのだろうか。
ξ
イギリスやフランスでは、「公共放送」の受信料の見直しが急速に進んでいる。
(2022.5.22)英仏で公共放送の受信料金が廃止方向に向かう中、注目集めるNHKの姿勢!? | 財経新聞
(2022.5.26)NHK「ネットで受信料取れない」と断言する、イギリスやフランスの「見直し」はどう影響するのか(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
イギリスBBC(イギリス放送協会)は、NHKのモデルだが、BBC受信料の一律徴収廃止を具体化するため内容の詰めに入った。
フランス公共放送の受信料廃止は、4月の大統領選で再選したマクロン大統領の選挙公約であり廃止方針が決められた。
ざっと検索した限りでは、NHK NEWS WEBではこのニュースは報道されていない。
なぜ? と問われたら「報道しない自由」ということか。
民放テレビも大同小異だからNHKだけを取り上げて、とやかく言うのも舌足らずには違いないが、放送受信料を国民から直接徴収している「公共放送」が、不都合な真実を、もっとも読まれるネットニュースから外すのはおかしい。
ξ
さて、ワタシにはNHKは国営放送として組み替えた方が良いと思える。
どのみち国(政権)も政策の周知のため放送は必要に違いない。つまり「大本営」放送で構わない。
現在、NHKテレビは地上波2(総合、Eテレ)、衛星2(BS1、BSプレ)の4放送もある。そのほかにBS4K、BS8Kもある。そしてまったく不要な番組が流れている。
スポーツ、エンターテインメントなどは全て民放や民間インターネットに任せ、NHKは撤退するのがよいと思える。
ξ
ところで、NHK前田会長の改革はリベラル系からの反発もあるが、NHK党の立花孝志党首の「応援演説」はなかなかいい。
(2022.5.10)NHKでお家騒動! 紅白打ち切り報道に元職員政治家は現会長の改革路線を支持(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
「前田会長は素晴らしい改革をしていて、2年前にNHK集金人の戸別訪問をやめるといって、来年10月から訪問が止まる。」
「昭和のころは娯楽番組もNHKがつくらないといけなかったが、今は年末に歌手を集めて、紅白をやらなくても娯楽はたくさんある」 *1
NHK一部職員の
「NHKとは受信料で成り立つ、国民にとっての共有財産であると信じています」
などという歯の浮くような「共有財産」説を真に受けて聴く国民はいない。
そんなことより
現在、断末魔のテレビに、芸(能)人たちが自身の将来・行く末を案じて暗澹としているように
「入局したら63歳まで定年が保障され、定年後も渡りで下の会社に天下っていく組織制度を今の若者たちは望んでいない。特にテレビ、NHKは未来がないから若手・中堅の職員が辞めている。」(立花氏)
という露わな危機感のほうがずっと現在的である。
NHK放送は国民の「共有財産」だからこそ「大本営」をチェックする独立放送ができるのだ、というような論理は(記事冒頭例のように)真っ赤なウソ、フィクションである。
国民は強制される受信料は税金と同様と考えている。
NHKは大幅に縮小し、現在の2万6千円/年(衛星含む)を大きく値下げしてもらいたい。
ワタシは「受信料で成り立つ、国民にとっての共有財産」などというフィクションを許すNHK受信料を廃止のうえ「国営放送」化することに賛成である。