2023-01-01から1年間の記事一覧
これは 劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること その2/2 の続きです。 ξ 一月はいうまでもなく新年で、正月のさまざまな行事は、初詣から皇居の国民参賀をも含めて、そのほとんどが生活の中に定着したようです。 政治的…
これは 劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること その2/2 の続きです。 ξ 資本制社会の劇的な変化に対して、「二重の層」となり得るほどの、晴れがましさと心地よい緊張をもたらす安定がほとんど失われた20世紀末 その不…
これは 劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること その1/2 の続きです。 「宝船」 と 「初夢」 民俗学者・折口信夫(おリくちしのぶ、1887~1953)は、除夜の夢である「宝船」と、正月二日「初夢」について、次のように述…
これは 『逃げて逃げて逃げまくる方法』 ~ 無構造な情報が降り注ぐ心地よい時代 の続きです。 ξ もういくつ寝れば、というわけでもありませんが、20世紀のコカ・コーラ “I feel Coke” CM動画の「正月編」「帰省編」へ引き寄せられる親近感を考えているうち …
これは 『逃げて逃げて逃げまくる方法』 ~ 無構造な情報が降り注ぐ心地よい時代 の続きです。 ξ 1970年代に飽和期に達した日本資本主義を、人々との共有資本主義と勝手に名付けてみると、現在は、人々がバラバラな分断資本主義と言えそうです。 (2023.8.16…
これは 【付録】 続・日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう ~ ゲイテッド・コミュニティに向かう の続きです。 ξ 劇作家・山崎正和氏(1934~2020)は、日本の1960年代に登場した新しい感性について次のように述べています。*1 たとえば50…
これは 続 ・ 日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう ~ ゲイテッド・コミュニティに向かう の続きです。 ξ 上の記事をアップした直後、次のようなニュースを読みました。 マンションもう買えない パワーカップルも降参 富裕層・海外マネー…
これは 日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう の続きです。 ξ 確かに1990年代半ばから、急速にサブカルチャー(=生活思想)が変化したことは事実だった。それは感性的に、はっきりとわかった。*1 それ以前、家族が信じられ、仲間が信じら…
これは 実家という「空き家」を処分すること の続きです。 ξ 最近、次のような記事を続けて見て、バブルの再来と富裕層の急増に大手企業もフワフワ浮足立っているんだな、大丈夫かな、とつい思った。 (2023.7.3)路線価2年連続上昇 23年分1.5% コロナ禍から…
これは 富裕外国人によって支配されていく日本人 の続きです。 ξ ワタシの知人たちの実家(故郷)は、北海道から九州まで広範囲にわたっている。 つまり皆、地方から東京のような大都市に稼ぎに来た連中ばかりといえる。 たいていの知人は、長男たるものが代…
これは 「敗者」のように抵抗していく の続きです。 ξ 5月17日、日経平均が3万円台を回復した。いい話である。 瞬間風速では2年ぶりだが長期的には1990年以来33年ぶりになる。1990年のころは、急激に株価が「落下」していくなかのヒトコマだった。 陰謀論者…
これは 海の魚(うお)になりたくてたまらない、海を自由に、滑るように北へ東へ行きたくてたまらない人々 その1/2 の続きです。 ξ 日本人の文化的な原郷を考える時、南方揚子江下流域や東南アジアの島嶼や太平洋の島々、つまり環太平洋地域の先住民族に起…
これは 北へ 、遠くへ の続きです。 ξ 民俗学者・柳田国男(1875~1962)は、『海上の道』まえがきで、次のように述べている。 日本人の渡来を問題にするとき、東海岸の航路を取り上げざるを得ない。 どの辺にはじめて上陸したかについては、いろいろな説が…
これは 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その4/4 ~ くつろぐ思考 の続きです。 ξ 人間はそもそも公平でも平等でもない。 「近代」思想にヘタに汚染されなければ誰にもわかっていることだ。 非モテの救済策などはない。 仕方ないので非モテ男子…