続 ・ たかがリウマチ、じたばたしない。

このブログは「たかがリウマチ、じたばたしない。」の続きです。喰うために生活することも、病気でいることも闘いです。その力を抜くこと、息を抜くことに関心があります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「東京ラブストーリー(1991版)」 から 「婚姻届に判を捺しただけですが」、猫は撫でられ抱きしめられるような恋  その2/2

これは 「東京ラブストーリー(1991版)」 から 「婚姻届に判を捺しただけですが」、猫は撫でられ抱きしめられるような恋 その1/2 の続きです。 ξ 《話の後半》 無垢が保証され政治的フィクションなど紛れ込まない、郷愁(記憶)として現在を癒すことがで…

「東京ラブストーリー(1991版)」 から 「婚姻届に判を捺しただけですが」、猫は撫でられ抱きしめられるような恋  その1/2

これは 若い世代の昭和歌謡ランキングに思う の続きです。 ξ 《話の前半》 実は、『婚姻届に判を捺しただけですが』というクリスマス前に終わるTVドラマを眺めていて思い出したのは 『東京ラブストーリー(1991版)』という、もう30年も前のドラマだ。 この…

メトトレキサートを休薬する ~ 2度目の休薬

ξ 2018年夏にCRPやMMP-3がパカンと上がって関節リウマチが再発(再燃)しました。*1 その後、だらだらとステロイドとメトトレキサートによる治療が続きましたが、今年2021年夏に再度休薬になりました。 投薬➡休薬➡投薬➡休薬➡・・・のサイクルの繰り返し、そ…

「かなり愚かな」有権者として走り書き

Ⅰ.選挙期間中、いつものことだが面白くなかったのは、ネットジャーナリスト(ネット以外あまり仕事が無いので炎上期待で目立たなければならない記者)が人々(特に若者)の「政治的無関心」を嘆いていたことである。 これは間違いだ、という感触をワタシは…

反・支配のための「自主防衛」という理念

これは マルクス主義はもはや可能ではないと思えること その2/2 の続きです。 ξ ワタシには、どのような意味でも社会主義スターリニズム国家に、自由や公平や福祉が実現され個人が解放された未来を想像することができない。 市民(ブルジョア)主義社会を…

マルクス主義はもはや可能ではないと思えること その2/2

ξ 資本主義を克服する先進ヨーロッパ発・近代思想の総決算である共産主義が、最終段階として実現しなかったことは、ヨーロッパ思想にとって大きな衝撃(敗北)だったと言われる。 その先進ヨーロッパを追い込んだのは、ハッキリ言えば結局、マルクス主義の次…

マルクス主義はもはや可能ではないと思えること その1/2

ξ 最近、日本を含む世界が気にしているのは、中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ、不動産開発)の破たん騒ぎではないか。 ここでいう「世界」とは、エスタブリッシュメントであるかないかを問わず継続的に金融取引に関与したり関心を持つ層の…

「世界の秘密」を握りしめる陰謀論  その2/2

これは 「世界の秘密」を握りしめる陰謀論 その1/2 の続きです。 ξ たぶんステロイドの長期服用のせいで、ワタシは不安神経症、抑うつのような不安定な精神症状を体験してきた。*1 そのうちにヒトにはスキゾフレニアと呼ばれる心的傾向があることも知った…

「世界の秘密」を握りしめる陰謀論  その1/2

ξ 現在、悪党や仕切り屋の顔は何通りもあって、はっきり見えない。 黙って従っていれば済むはずだった「その筋」の顔に確信を持てない。 身動きしがたい抑圧感は確かにあるのに誰のせいなのか名指しできない。 迂闊なままでいれば歩く道筋を間違えてしまいそ…

身体と心の不自由を超えようとする

過去にタイムスリップしたいとは思わない 現在を考えてみるとき、過去との違いを思い浮かべるのが手っ取り早いことがあります。 現在のように消費資本主義、情報資本主義が(市民)社会に徹底してしまった時代と、30年以上前、1980年代とを比較してみると 当…

「20代でマイホーム、持ち家率3割超え」という話

ξ 小津安二郎「東京物語」(1953)で、長年連れ添った妻(東山千栄子)が死んだ朝、主人公の夫(笠智衆)が見慣れた海を見て呟くセリフが際立っていた。 「・・・きれいな夜明けだった。・・・きょうも暑うなるぞ。」 と言ってスタスタ家に戻っていく。 まだ…

コント : オリンピックが始まる !

ξ オリンピックをキッカケとする消費者物価上昇を防ぐ方法は、・・・東京の各家庭の主婦がオリンピックの前後約一か月の間は、外国人の選手や内外の観光客と競合するような材料の食べものは普段の月の1/3だけ減らして、その分のお金で値上がり率の低いカンヅ…

半分になった世界の外の、もう半分の世界

ξ 20世紀後半に、知識人対大衆という区分が消滅しましたが、その決定的な契機は 「旧世代」が、大学のなかでもてあそんでいたインテリゲンチャだの、プチブルジョアだの、その「特権性」の自己否定だのが、政府、マスコミ、学外の誰もが相手にしない言葉遊び…

「ためらわずにご相談ください。」 その2/2

これは 「ためらわずにご相談ください。」 その1/2 の続きです。 ξ グラフ(写真)を眺めていると、死亡数、死亡率が最も小さい1960年代後半から1970年代は、人口構成的に今よりずっと健全だったと言ってよいと思える。 社会経済的にも、横並びの安定した…

「ためらわずにご相談ください。」 その1/2

ξ 厚生労働省は、6月4日、2020年(去年)の人口動態統計(年計)を発表した。 すでに予測されていた結果だが、あらためて読むと面白かった。 日本の人口の動きについて思うところはたくさんあるが、とりあえず誕生と死亡の問題についてだけ言及してみる。 1…

「ペントアップ需要」と呼ばれる消費急増のこと

ξ 高度な資本制社会に揺るがないアンドロイドとして最適化可能な理想の自分と その反対の極の、資本主義どころか国家形成のはるか以前、自然や呪術に囲まれ緩やかな自然時間を刻む小共同体の自分と どちらの姿を描いてみてもその場所には 病弱、心身障害、能…

若い世代の昭和歌謡ランキングに思う

NHK紅白に権威があった頃 <紅白>は、ことしで11回目を迎える。 はじめのころは、年末を東京で過ごす人だけに、出演の交渉をした。 もともと、レコード会社では、年末年始には、有力歌手を地方に派遣して、宣伝につとめたものである。 が、テレビの普及で地…

歩くときの腰の痛み、足の痛みの解消法

ξ 毎日になることは避けていますが、およそ1時間のウォーキングは頻繁にやってきました。 2018~2019年にかけて関節リウマチが再発(再燃)してからはゴルフは中断、また右前腕・手首の腫れ・熱感・痛みがはっきりしだしてからは軽量ダンベル体操も中断して…

薬が飲みにくい、こうすれば錠剤は飲みやすくなる

ξ 慢性疾患なので日常的な小さな闘病の工夫はいろいろあり、いまでも有効で継続していることもたくさんあります。*1 最近、薬(錠剤)が飲みにくいことに気付きました。 口のなかに薬がコロコロいつまでもころがっていて、水だけが咽喉に流れ、薬は相変わら…

桜ファンタジー

ξ 近所の公園にウォーキングに行くと、ランドセルを持って正装した親子に幾組も出会う。 この4月の新一年生の記念写真というわけだ。 入学式の頃はもちろん桜は散っているだろう。 だから3月中に、という親心だ。 映画やTVドラマを思い出すと 春、桜がハラ…

ケルトの「光」と「闇」の共存について

ξ 善と悪、光と闇、天使と悪魔といった対立する二元論は、無信仰のワタシにはサブカルチャー(エンターテインメント)の世界のありふれた空想にしかみえませんでした。*1 人はそもそも、善も悪もない、光も闇もない、天使も悪魔も無関係な場所で生まれたはず…

続 ・ 拡大する富裕層・非富裕層格差について思うこと

これは 拡大する富裕層・非富裕層格差について思うこと の続きです。 ξ 昨年、麻生副総理がコロナ対策の10万円特別定額給付金について、「その分だけ貯金が増えた」だけと言い、消費喚起効果は限定的(よってさらなる給付金はあり得ない)といった趣旨の発言…

拡大する富裕層・非富裕層格差について思うこと

ξ 年が明けて景気のよいニュースが並んでいました。 日経平均株価 終値 648円高の2万8139円 約30年5か月ぶりの高値 | 株価・為替 | NHKニュース ニューヨーク株式市場 ダウ平均株価最高値更新 | 株価・為替 | NHKニュース ビットコイン、初の3万ドル台 2020…

「岐路に立つアメリカと世界」 ~ トランプは彼に対するクーデターを退けることができるか

ξ そもそもアメリカ大統領がバイデンだろうとトランプだろうとアメリカ庶民(中の下以下)の暮らしの重苦しさには届かない、変わりようがないと思ってきました。 一方、アメリカ大統領選挙を巡るTVニュースは トランプが今回の選挙不正を訴える動きをみせ…