2022-01-01から1年間の記事一覧
これは 「無名歌」のこと、私論 ~ 霊的な場所 の続きです。 ξ 日常(リアルといえばリアル)のあわただしさ、重苦しさ、その不安に、追い立てられ、それ以外のことを考え込む気力・体力を維持しにくい。 一日48時間欲しい、などと言いながら鼻歌まじりに3~…
ξ 逃げるが勝ち、とは当然、兵法のひとつである。 ワタシにとって「逃亡」とは重要な選択肢である。 (ささやかな個人投資家にとっては当たり前のことだろう。) 冬になって、母の命日が近づくと思いだすことがある。 今は昔、中学生になりたての頃、当時「…
これは 「人妻ゆゑに恋ふ」こと、私論 の続きです。 ξ 無名歌とは作者の知られていない歌を言う。 万葉集20巻、4500首あまりのおよそ半数が無名歌だそうだから、これは編纂者による意図的な構成であることがわかる。 無名歌は貴族以外の階層=民衆(街中に住…
これは 「しずかな夫婦」 ~ 静かな強靭 と 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その3/4 の続きです。 現在を真っ只なかで生きる人の近未来イメージ 「コカ・コーラ “I feel Coke” 」 ファンタジーを書いたあと yusakumf.hatenablog.com もとになっ…
これは 「君死にたまふことなかれ」 の続きです。 自由 と 不自由 すべての自由は、阻害(侵害)されることがあってはならない、という原理は成り立つでしょうか。 この「自由と民主主義」の世の中で、脳(空想)のなかだけで考えていくと 個々の人間ごとに…
ξ 別に安心とはならないものの、台湾に中国が戦争を仕掛けても、台湾、アメリカ、日本は十分対抗できるとの報告を読みました。 (2022.8.10)米台、戦争ゲームでは中国の侵攻に対抗可能 - WSJ 大変興味深く、真剣に読みました。マル写しはできませんが、その…
ξ ここしばらく関東は今年最高の暑さのなかにいる。 わざわざ外出してマゾ的に身体を酷暑にさらすなんてやめて エアコン効かせた室内でストレッチ、さっぱり汗をかき 昼は、いつもよりしょっぱくした、うどん、ラーメン、中華風炒め物の類を食べる。 いまは…
これは 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その2/4 の続きです。 身体は、あるがまま、収縮も膨張もしない、心理のオモチャにならない 日本ではアジア的な相互扶助を残した共同性はほとんど消え、強力な新自由主義型社会に一段と近づいています。 …
これは 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その1/4 の続きです。 資本主義と市民主義が発展していく脈絡のなかで 非人間的な言説が溢れています。 それは支配国家群の覇権とその移動ばかりを言葉にしているからです。 国際政治学者になったおつも…
これは 「コカ・コーラ “I feel Coke” 」 ファンタジー の続きです。 身体を喪失した<新しい>江戸時代、1990年代 免疫学者だった多田富雄氏(1934~2010)は、養老孟司氏の身体論について次のように興味深い解説をしています。 ❶ 養老さんによれば、身…
これは いつもの期日前投票の前に思う の続きです。 ξ 今回の参議院選の開票中に観た「出口調査」のなかでは 自民党支持層だけではなく、「支持政党の無い層」の過半数が岸田政権を評価したこと 18歳以上から20歳代の若年層の投票先は自民党がトップだったこ…
ξ 何日か前、期日前投票をしてきました。 ワタシは誰かに行動を呼びかけたりしたことは、かつてありませんし、今後もありません。 いつも自分自身が拡散してしまわないよう、収束するように考え続けています。 ξ まず安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。…
これは 3月1日から3月9日までのでき事 の続きです。 ξ 参議院選投票日が近づいている。 岸田首相は、自民党優勢と言われているせいか、今の物価高を「有事の物価高騰だ」と、開き直るような演説をしている。 そのうえ政府は、ここ数日の異常な暑さに「冷房…
これは オフィス再開で発見される喜び ~ 「ブルース」が鳴る場所 の続きです。 ξ you tubeを検索していたら、どういうアルゴリズムかまったくわからないが、不意にコカ・コーラの “I feel Coke” のCM動画に飛んだ。 まともにテレビを観たことが無い(持って…
これは 「お天気痛」に、アセトアミノフェンを試す その1/2 の続きです。 ξ 急性と慢性の疼痛の違いはどこにあるのだろう。 これは時間経過的な分類(例えば3ヵ月以上続く)だから、それで疼痛の原因が急に変わるわけではない。 慢性化したら、突然、心因…
これは「もとのブログ」の (2016.9.22)セレコックス、アセトアミノフェンを試す の続きです。 ξ 「もとのブログ」は、だいそれた目的など何もなく始めたが 過去記事を振り返ってみると、関節リウマチの炎症や痛みと対面する記録 格好つけて言うと炎症や痛…
これは 「君死にたまふことなかれ」 続きです。 ξ 朝、ぼんやり寝床でNHKラジオ(らじる★らじる)を聴いていたら、突然、ウクライナの国歌が流れだした。 次いで(内容は覚えてないが)その「崇高」な歌詞の解説が流れた。 さらに、私の父はウクライナでロシ…
ξ もう、初夏 田植えを終わった水面に青い空がくっきり映っている。 地平線に向かって歩くと、遠くの白い雲が下から上に大きく湧き上がるようにみえる。 真夏の入道雲に似てきた。 最近は、外を歩くとき、ワタシはマスクをしていない。 つい先日、歩道で、横…
ξ 近代思想は、市民(ブルジョア)の「自由」を掲げ新たな政治システムを創ってきた。 その経済システムとなる資本主義を正当化し、市民主義社会を形成してきた。 こうして先進資本主義国家は経済的に繁栄し、自由な行動や豊かな消費が広範に実現された。 資…
これは 3月1日から3月9日までのでき事 の続きです。 ξ 与謝野晶子(1878~1942)の「君死にたまふことなかれ」の一節が浮かんで古い詩本を取り出した。 「君」とは、実の弟で、日露戦争に召集され旅順(中国)でロシアと戦っていた。 弟は24歳、まだ新婚、…
これは 恋、こひ、孤悲とは何だろう の続きです。 ξ ワタシのような工学系の人間は、ボロボロになって表紙が剝がれチギれるほど読み込んだ書籍は、工学的な実用書に限られるような生活を送ってきた。 だから思想書や古典文学はどれも初めて読む目新しさがあ…
ξ もう何日も前になるが、3月2日に、ワタシの知人の知人たちがウクライナからポーランドに全員避難できたとの情報が入った。 ポーランドといえば、20世紀後半の社会主義政権に対する長期の民主化運動(1989年に「共産党」政権を倒す)で記憶される国だ。 (…
これは 青いだけの空の日、退院する の続きです。 ξ 入院中、点滴治療のほか毎日のように検査を繰り返したが、検査室(TVドラマふうに言えばラジエーションハウス)受付で、ストレッチャー(移動用ベッド)に載せられ毛布を掛けられた入院高齢者にたくさん出…
ξ 最近になって、ようやく『海上の道』(柳田国男、1875~1962)を知り読んだ。 これは日本人の南方起源説を主張したものであり、発表は1952年だが多くの研究者に衝撃と影響を与えたそうだ。 稲作は中国南部揚子江河口域あたりが発祥であり、そこから島伝い…
断片 Ⅰ この冬、自覚症状だけでなく膠原病内科の毎度の血液検査でも異常値が出たので紹介状(診療情報提供書)を持たされ他院に行ったところベッドが空き次第の即入院となった。 朝、倦怠感のなかで洗面所に立ち、頑張れ!頑張れ! と呟いている。 トイレに…