続 ・ たかがリウマチ、じたばたしない。

このブログは「たかがリウマチ、じたばたしない。」の続きです。喰うために生活することも、病気でいることも闘いです。その力を抜くこと、息を抜くことに関心があります。

続 ・「静か」なバブル ~ 史上最高の個人所得へ

これは 「静か」な バブル の続きです。 ξ 上の記事で、東京都の新築マンション価格はすでに20世紀のバブル期と同程度の相場(世帯所得の10~11倍)になっていることをみましたが、個人の所得はどうなっているのでしょう。 次のニュース記事のように、総務省…

「静か」な バブル

これは 「新しい歳時記」は、どのように可能か。 の続きです。 ξ ワタシの住む郊外、新興住宅地の繁華街を歩いていると 得体の知れない外国人が3、4人でたむろしていたり 老若男女、金持ちふうの人も貧乏人ふうの人も それなりのことのために行きかい、そ…

うっかり「富裕層」になってしまった人の、相続税はどうなるのか?

ξ (2024.2.9)日経平均株価3万7000円台 決算好調、米株高で高値更新(テレビ朝日系(ANN)) (2024.2.10)【米国市況】S&P500は終値で初の5000超え、強気派に衰え見えず - Bloomberg www.bloomberg.co.jp これらは期待どおりの、いい話である。*1 富裕…

台湾・総統選結果への走り書き

ξ 昨日1/13投票日夜の台湾総統選の開票速報は目が離せなかった。 別に時の話題だからというわけではなく、ワタシの幸福観に大いに関係するからだ。 ワタシは自分の幸福を実現する社会のあり方について、ずっと次のように考えてきた。*1 旧い政治国家の、支配…

「新しい歳時記」は、どのように可能か。

これは 劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること その2/2 の続きです。 ξ 一月はいうまでもなく新年で、正月のさまざまな行事は、初詣から皇居の国民参賀をも含めて、そのほとんどが生活の中に定着したようです。 政治的…

さらば、心理主義という迷妄

これは 劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること その2/2 の続きです。 ξ 資本制社会の劇的な変化に対して、「二重の層」となり得るほどの、晴れがましさと心地よい緊張をもたらす安定がほとんど失われた20世紀末 その不…

劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること  その2/2

これは 劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること その1/2 の続きです。 「宝船」 と 「初夢」 民俗学者・折口信夫(おリくちしのぶ、1887~1953)は、除夜の夢である「宝船」と、正月二日「初夢」について、次のように述…

劇的に変化する共同体と、心地よく安定した共同体で、「二重」に生きること  その1/2

これは 『逃げて逃げて逃げまくる方法』 ~ 無構造な情報が降り注ぐ心地よい時代 の続きです。 ξ もういくつ寝れば、というわけでもありませんが、20世紀のコカ・コーラ “I feel Coke” CM動画の「正月編」「帰省編」へ引き寄せられる親近感を考えているうち …

人手不足に伴う「郊外」の変化とこれから

これは 『逃げて逃げて逃げまくる方法』 ~ 無構造な情報が降り注ぐ心地よい時代 の続きです。 ξ 1970年代に飽和期に達した日本資本主義を、人々との共有資本主義と勝手に名付けてみると、現在は、人々がバラバラな分断資本主義と言えそうです。 (2023.8.16…

『逃げて逃げて逃げまくる方法』 ~ 無構造な情報が降り注ぐ心地よい時代

これは 【付録】 続・日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう ~ ゲイテッド・コミュニティに向かう の続きです。 ξ 劇作家・山崎正和氏(1934~2020)は、日本の1960年代に登場した新しい感性について次のように述べています。*1 たとえば50…

【付録】 続・日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう ~ ゲイテッド・コミュニティに向かう

これは 続 ・ 日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう ~ ゲイテッド・コミュニティに向かう の続きです。 ξ 上の記事をアップした直後、次のようなニュースを読みました。 マンションもう買えない パワーカップルも降参 富裕層・海外マネー…

続 ・ 日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう ~ ゲイテッド・コミュニティに向かう

これは 日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう の続きです。 ξ 確かに1990年代半ばから、急速にサブカルチャー(=生活思想)が変化したことは事実だった。それは感性的に、はっきりとわかった。*1 それ以前、家族が信じられ、仲間が信じら…

日本人の「活気」と「ゆとり」はいつから消えたのだろう

これは 実家という「空き家」を処分すること の続きです。 ξ 最近、次のような記事を続けて見て、バブルの再来と富裕層の急増に大手企業もフワフワ浮足立っているんだな、大丈夫かな、とつい思った。 (2023.7.3)路線価2年連続上昇 23年分1.5% コロナ禍から…

実家という「空き家」を処分すること

これは 富裕外国人によって支配されていく日本人 の続きです。 ξ ワタシの知人たちの実家(故郷)は、北海道から九州まで広範囲にわたっている。 つまり皆、地方から東京のような大都市に稼ぎに来た連中ばかりといえる。 たいていの知人は、長男たるものが代…

富裕外国人によって支配されていく日本人

これは 「敗者」のように抵抗していく の続きです。 ξ 5月17日、日経平均が3万円台を回復した。いい話である。 瞬間風速では2年ぶりだが長期的には1990年以来33年ぶりになる。1990年のころは、急激に株価が「落下」していくなかのヒトコマだった。 陰謀論者…

海の魚(うお)になりたくてたまらない、海を自由に、滑るように北へ東へ行きたくてたまらない人々  その2/2

これは 海の魚(うお)になりたくてたまらない、海を自由に、滑るように北へ東へ行きたくてたまらない人々 その1/2 の続きです。 ξ 日本人の文化的な原郷を考える時、南方揚子江下流域や東南アジアの島嶼や太平洋の島々、つまり環太平洋地域の先住民族に起…

海の魚(うお)になりたくてたまらない、海を自由に、滑るように北へ東へ行きたくてたまらない人々  その1/2

これは 北へ 、遠くへ の続きです。 ξ 民俗学者・柳田国男(1875~1962)は、『海上の道』まえがきで、次のように述べている。 日本人の渡来を問題にするとき、東海岸の航路を取り上げざるを得ない。 どの辺にはじめて上陸したかについては、いろいろな説が…

「敗者」のように抵抗していく

これは 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その4/4 ~ くつろぐ思考 の続きです。 ξ 人間はそもそも公平でも平等でもない。 「近代」思想にヘタに汚染されなければ誰にもわかっていることだ。 非モテの救済策などはない。 仕方ないので非モテ男子…

続 ・「無名歌」のこと、私論 ~ 今週もよく頑張りました

これは 「無名歌」のこと、私論 ~ 霊的な場所 の続きです。 ξ 日常(リアルといえばリアル)のあわただしさ、重苦しさ、その不安に、追い立てられ、それ以外のことを考え込む気力・体力を維持しにくい。 一日48時間欲しい、などと言いながら鼻歌まじりに3~…

イジメと転校の記憶 ~ 逃げるが勝ち!

ξ 逃げるが勝ち、とは当然、兵法のひとつである。 ワタシにとって「逃亡」とは重要な選択肢である。 (ささやかな個人投資家にとっては当たり前のことだろう。) 冬になって、母の命日が近づくと思いだすことがある。 今は昔、中学生になりたての頃、当時「…

「無名歌」のこと、私論 ~ 霊的な場所

これは 「人妻ゆゑに恋ふ」こと、私論 の続きです。 ξ 無名歌とは作者の知られていない歌を言う。 万葉集20巻、4500首あまりのおよそ半数が無名歌だそうだから、これは編纂者による意図的な構成であることがわかる。 無名歌は貴族以外の階層=民衆(街中に住…

「幸福」とはどのようなものか、知ってみる  その4/4 ~ くつろぐ思考

これは 「しずかな夫婦」 ~ 静かな強靭 と 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その3/4 の続きです。 現在を真っ只なかで生きる人の近未来イメージ 「コカ・コーラ “I feel Coke” 」 ファンタジーを書いたあと yusakumf.hatenablog.com もとになっ…

「しずかな夫婦」 ~ 静かな強靭

これは 「君死にたまふことなかれ」 の続きです。 自由 と 不自由 すべての自由は、阻害(侵害)されることがあってはならない、という原理は成り立つでしょうか。 この「自由と民主主義」の世の中で、脳(空想)のなかだけで考えていくと 個々の人間ごとに…

台湾有事、「戦争ゲーム」では中国の侵攻に対抗可能だ !

ξ 別に安心とはならないものの、台湾に中国が戦争を仕掛けても、台湾、アメリカ、日本は十分対抗できるとの報告を読みました。 (2022.8.10)米台、戦争ゲームでは中国の侵攻に対抗可能 - WSJ 大変興味深く、真剣に読みました。マル写しはできませんが、その…

憲法改正を急ぐ必要は無い、私論 (8月に当って)

ξ ここしばらく関東は今年最高の暑さのなかにいる。 わざわざ外出してマゾ的に身体を酷暑にさらすなんてやめて エアコン効かせた室内でストレッチ、さっぱり汗をかき 昼は、いつもよりしょっぱくした、うどん、ラーメン、中華風炒め物の類を食べる。 いまは…

「幸福」とはどのようなものか、知ってみる  その3/4

これは 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その2/4 の続きです。 身体は、あるがまま、収縮も膨張もしない、心理のオモチャにならない 日本ではアジア的な相互扶助を残した共同性はほとんど消え、強力な新自由主義型社会に一段と近づいています。 …

「幸福」とはどのようなものか、知ってみる  その2/4

これは 「幸福」とはどのようなものか、知ってみる その1/4 の続きです。 資本主義と市民主義が発展していく脈絡のなかで 非人間的な言説が溢れています。 それは支配国家群の覇権とその移動ばかりを言葉にしているからです。 国際政治学者になったおつも…

「幸福」とはどのようなものか、知ってみる  その1/4

これは 「コカ・コーラ “I feel Coke” 」 ファンタジー の続きです。 身体を喪失した<新しい>江戸時代、1990年代 免疫学者だった多田富雄氏(1934~2010)は、養老孟司氏の身体論について次のように興味深い解説をしています。 ❶ 養老さんによれば、身…

幸福な日常とは何か、考え始める

これは いつもの期日前投票の前に思う の続きです。 ξ 今回の参議院選の開票中に観た「出口調査」のなかでは 自民党支持層だけではなく、「支持政党の無い層」の過半数が岸田政権を評価したこと 18歳以上から20歳代の若年層の投票先は自民党がトップだったこ…

この24時間のこと

ξ 何日か前、期日前投票をしてきました。 ワタシは誰かに行動を呼びかけたりしたことは、かつてありませんし、今後もありません。 いつも自分自身が拡散してしまわないよう、収束するように考え続けています。 ξ まず安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。…